新聞記事で流行予測…読紙感想文     理詰めの流行予測のトップページへもどる

 ファッション予測、市場予測関連の記事 目次
 2段・7〜8月は夏 セールに左右されない 08/7/7  39段 ・新興メーカー 事業の見直し再構築 03/12/18
 4段・コートは12月より1月に売れる     08/2/8  41段 ・イーハイフンワールドギャラリー   03/10/16
 5段・きもの市場の裾野の広がりに対応  07/10/10  43段 ・値ごろ、旬支える物作りのチカラ  03/11/5
 6段・ファションに季節なし          07/8/7  45段 ・カシミヤのコシヒカリを作ればいい 03/10/31
 7段・サングラス売れてます         07/6/14  47段 ・新興アパレルメーカー         03/10/3
 9段・渋谷SHIBUYA2007年4月APRIL  07/4/11  50段 ・「チキンラーメン」出荷量最高水準 03/8/26
 11段・西洋人がサンプル買い        06/4/19  52段 ・原宿はセクシーカラーでいっぱい  03/9/5
 13段 ・知育への関心広がる         06/1/21  53段・「ココルル」売り上げ倍増      03/7/28
 14段 ・セレクト書店              06/1/21  55段・讃岐うどん かけ一杯100円     03/7/26
 15段 ・海外バイヤーから熱い視線     06/1/4  57段・豊かなシニアが下支え       03/7/2
 18段 ・新製品「旬」は一瞬          05/7/1  59段・ヤングキャリアで上質化路線    03/6/25
 20段 ・夏を乗り切る毛穴ケア         05/5/17  62段・ビームス構造改革           03/6/7
 21段 ・ベストセラー 加速する 1人勝ち現象 04/6/28  63段・03〜04年東京コレクション     03/4/30
 24段 ・ 売れ筋見つけられず同質化     04/6/17  65段・岐路に立つ新興専門店       03/3/31
 27段 ・作らないようで作っている       04/6/3    67段・不鮮明だった商品変化        03/2/15
 29段 ・倍率1013倍 7割引マンション    04/4/26    68段・量販店衣料品責任者に聞く     02/9/12
 31段 ・ヤマンバリターンズ           04/4/16
 70段・店頭投入まで1ヵ月未満       02/2/28
 32段 ・新しいトレンドが見えない        04/4/7    72段・美白市場なお熱く           01/8/30
 34段 ・素人の時代なのだろうか      04/3/30  73段・「そばめし」また販売停止       01/2/10
 36段 ・巨大化するエレガンス市場      04/3/3  74段・00年以前の記事           00/8/5
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  流行予測コンサルタントの森田洋一です。
  私は昔から、新聞に出ている流行記事のスクラップ帳を作ってきました。15年ほど前から、そのスクラップにコメントを入れて、コンサルティングを受けているお客様に見せるようになりました。それをそのままホームページに載せてみようと考えてこれを作りました。
 
  この「新聞記事で流行予測」のページは、お客様に見せているスクラップ帳とは違うところがあります。ここに出てくる流行要因は数が限られています。限られた流行要因で、新聞のニュースになったさまざまな流行現象を説明しています。
 
  大きい数の段ほど古い記事です。ですから下の記事から見ていったほうが分かりやすいかも知れません。
           
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―――――――――――――――新聞記事で流行予測―――――――――――――ファッション予測と流行予測、次へ

−トレンド予測 2段目−
(繊研新聞08年7月7日付1面より2カ所切抜き) 

「レディスウエア商戦

7〜8月は"夏"

セールに左右されない

  レディスアパレルの7〜9月商戦は、夏物か秋物かを問わず、すぐに着られて鮮度のある商品がポイントになっている。これまで秋と夏の区切りのMDはセールに引きずられてきたが、今年も7月後半以降に暑さが予想され、秋めくのを待つのではなく、実需に正面から向き合うMDにシフトする動きが目立つ。市況が厳しいだけに、この時期の実需販売でしっかり売り上げを確保する狙いだ。」
  「ピエスモンテは7月に夏物を最終盤まで積極的に仕掛け、セールで売り上げを上乗せする。このため、実質的に8月から販売する。
 『6〜8月は端境期ではなく、実需器としてとらえる。7月は晩夏ではなく盛夏』とみるレナウンは、価格はそれまでの2割下げて鮮度を見せながら販売する。
  チェーン専門店のポイント『グローバルワーク』も『これまでのトレンドの前倒しの仕掛け』を控える。
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実需を正面からとらえ、ベーシックなカットソーを充実した。チュニックなどとの合わせやすさからUネックTシャツ、タンクトップなど9月まで重点的に販売する。」
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読紙感想文

  消費者が非日常性を好み、支持する流行(循環要因)を私は「超経験」と呼んでいます。「超経験」のタイミングの消費者は、それまでと違っていることを歓迎しますから初物を追いかけます。季節感の強い物では季節の先取りが新鮮になります。春に夏物を買い、夏に秋物を買い、秋に冬物を買い、冬に春物を買う人が増えます。
  そのため、アパレルメーカーや小売店は、シーズンを先取りして提案したところが勝利します。消費者は買ってから着るわけで、着てから買うわけではありませんから、もともとファッションビジネスのシーズンは実際の季節よりも早いのですが、超経験の時期はそれがさらに早くなります。
  秋物の場合、実用品としては涼しくなってからでも間に合いますが、別なデザインに早く変りたい人が増えている超経験の時期は、マスコミが連日の
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猛暑を話題にしている時期から売れ出します。
  非日常性を支持しているときの消費者は、違っていることが好きなわけですから、ファッション商品のファッションの部分に金を払います。相対的に実用性に関心を持たなくなります。秋物の秋物らしさも、気温の低下という実用からはなれて、ファッションの新鮮さという方で評価されます。「涼しくなったから」という理由が薄れるわけですから、この意味でも「まだ涼しくなっていない」ことが、購買にマイナス要因としてはたらきにくくなります。
  超経験の逆の流行を「常経験」と言います。いつもと同じ、それまでと同じことを評価し支持する流行です。常経験では、超経験の時期とは逆の現象が発生します。
  それまでと違うことを嫌いますから、初物に挑戦する人が減ります。消費者はファッション性に金を払わなくなります。ファッション商品は、ファッション商品ではなく実用品として評価されるようになります。
  常経験の時期の秋物は、超経験の時と比べてファッション商品としての評価が落ちています。実用品としてのみの評価が相対的に高くなります。
  それまでは、新しい季節が新鮮だという理由で
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−トレンド予測 3段目−
買っていた人が、夏物のままでは肌寒いから買うというふうに変ります。そのため、季節商品の売れ出す時期が遅くなります。春物は暖かくなってから、夏物は暑くなってから、秋物は涼しくなってから、防寒物は寒くなってから売れるようになります。それで売れ出す時期が1〜2カ月遅くなります。シーズンのピークの時期も後ろにずれます。
  〔超経験・常経験〕は循環要因(流行の原因、一定の周期で繰り返している)なので、時間がたつと逆転します。つまり、超経験は常経験に、常経験は超経験になります。というわけで、夏物が止まり秋物が売れ出す季節の変わり目の時期も、〔超経験・常経験〕のシーソーが上がり下がりにあわせて、早くなったり遅くなったりを繰り返しています。
  そのため、供給側の人間が前年の失敗に懲りて季節を切り替える時期をいじると、消費者の支持がすでに逆転していて、次に正反対の反省をしなければならなくなるということがよく起こります。
  08年は、40歳代の消費者が前年(07年)よりも早くから秋物を求めるタイミングなので、ピエスモンテやグローバルワークは、前年とは違う結果にあわてることになります。それで、シーズン後は反省の反省をします。
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【この文、08年7月14日記】 

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このページ更新 ’08年7月14日
 
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