ファッション予測Q&A [5]     トップページへもどる > Q&Aのトップへもどる

雑誌の記事でファッションを予測できるか

問い:  Lサイズのトレンドがあるという事は以前からHPで拝見していましたが、最近のバギーパンツの流行( し始め?)は、Lサイズトレンドなのでしょうかね?
  先シーズン(06年秋冬)まではスキニーパンツ 一辺倒だったのが、一転して バギーパンツが来ると色々なブランドが騒いでいます。しかし、ここで僕に1つの疑問が持ち上がりました。
  雑誌等のスタイリングを見ると、バギーには着丈の短い上物を合わせています。トレンドは上比長のはずですが、上着の着丈は短いのです。確かに、スキニーには上比長のスタイリングが良く似合いますが、バギーには着丈の長い上着は似合わない気もします。と言っても、上着もボレロ等の身幅がゆったりした物が流行なので、上比長 < Lサイズなのかなと考えたりもしています。
  要因が色々ある事はわかっていますので、
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簡単に流行のスタイリングの理由付けは出来ないのかもしれませんが、この部分が 僕の最近の研究課題になっています(笑)
 
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答え: 
「理詰めのトレンド予測」の「はじめに」にも書きましたが、雑誌に載る「今シーズンの流行」は、極端に単純化して言うと1年前のヒット商品です。また、業界の多数派が言う「今シーズンの流行」も、極端に単純化して言うと、1年前のヒット商品です。
  それと、消費者もシーズンの立ち上がりは前の年のヒット商品を買います。供給量は前の年とは比べものにならないくらい増えていますから、統計上は、去年ではなくて今年の流行であるかのように見えます。だから、雑誌や業界の「お告げ」は当たっていると、多くの人が錯覚します。
  去年(06年)の秋に騒いだスキニーは去年の流行ではありません。一昨年の秋冬の流行です。前の年にヒットしていたから、雑誌が騒ぎ、
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業界が騒ぎました。ユニクロがやるくらいなんですから、供給量も前年と比較にならないくらい増えました。それで、数値デ ータも跳ね上がりました。
  今春夏の1年前は06年春夏です。06年春夏は、トップはショート丈が当たりで、ボトムは太い方が当たりでした。だから、今春夏向けでそういうデザインを、雑誌と業界が騒ぐのです。
  雑誌や業界の「お告げ」どおりに物を作ったり、物を仕入れたりして大儲けできるのなら、ファッションビジネスに「流行予測」は必要ありません。
 
この文07年2月27日記
07年4月5日、当ページに転載

 
 
【関連ページ】
好調サロペット  
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―――52―――――――――――――――――――――――――――――ファッション予測と流行予測、次へ

−トレンド予測 53段目−

売れるデザインの数が減っているのではないか

問い: 今、ファッションでは流行要因の巾(人気商品)が以前に比べて次第にピンポイントになっているのではないかという疑問を持っております。スキーデニムの売上の例を考えてみてもデザインの諸要因よりも価格の重要性が第一にきてしまう状況だと思っています。しかしこれは成長カーブとの兼ね合いでしょうか?
  私見ですが森田様理論を仕事ととして実践する上で話の前提がオールアイテムを扱っているファッションブランドのものではないでしょうか?
  現況ですと周りで良く聞いているのはレディースではワンピース以外は売れない、メンズではスキーデニム(インポート限定)以外は売れないなどという極端な話と経験です。
  専業のシャツブランドやニットブランドなどはどのように流行要因を取り入れていくのが良いのでしょうか?
  これもまた要因の一つなのでしょうか?
 
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答え: 現在のヤング市場は「同一視」に戻っています。
  同一視の時期の売れ筋は、種類が減ります。そのかわり、各売れ筋の販売数が多くなります。SKU(在庫管理の最小単位)でみると、ランキング上位の商品のシェアが、それ以前に比べて極端に大きくなります。
  同一視の時期には商品の寿命も延びます。シーズンの初期には前年のヒットデザインが一時的に復活していますが、この、前年同シーズンにヒットしたデザインを支持する人が、同一視の時期に入ると急増します。
  ○○○さんがおっしゃっている、レディスの「ワンピース」やメンズの「スキーデニム」は今年(07年)の流行ではありません。去年の春夏のヒット商品です。それがシーズン初期の段階で、今年の大型本命商品に見えるのは、現在が同一視だからです。
  しかし、いくら同一視だからといっても、今年のデザインではないのですから高くは売れません。時間の経過とともに、売れる価格はどんどん下がっていきます。
  これから「ワンピース」や「スキーデニム」のバブル崩壊が起こりますから、○○○さんは今から
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その対策を立てておいてください。そうすれば、同業者があわてている時期にニコニコしていることができます。
 
  ファッションの供給側には、パンツ専業、シャツ専業、セレクトショップ専業など片寄りがありますが、消費者にはありません。厳密にいうと無いことはないのですが、供給側ほど極端ではありません。
  ○○○さんも同じだと思います。消費者としての○○○の方が、供給者としての○○○より片寄りが少ないのではないですか。
  また、社会現象としての流行は、特定の個人で観察した流行より振れの幅が大きくなります。例えばヒット曲で考えてみましょう。かりに、アイドル歌手の流行がはじめにあり、その後に、演歌の流行があり、次にクラシックレコードが売れたとします。常識で分かりますが、この場合、アイドルの曲と演歌の曲と、クラッシックの曲を支持し買っているのは同一人物ではありません。社会現象の振れ幅と同じぐらい激しく買う物が変る人はまれです。
  私の話は原則として、消費者優先、実需優先です。
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―――53―――――――――――――――――――――――――――――ファッション予測と流行予測、次へ 

−トレンド予測 54 段目−
また、特定の市場だけを対象にしたものではありません。ですから、オールアイテムを扱っているブランドを担当している人の方が、専業の人より理解しやすいかもしれません。
  ヨウカン屋の話などを例にサイトでも書きましたが、もし、供給側の人間としての○○○さんに大きな片寄りがあるのなら、その片寄りの中で、そのときどきの流行にシフトさせればよいと思います。
  たとえば、○○○さんのデザインが「タイト感」を売りにしているのなら、「ルーズ」の流行が来たときには、「ゆるめのタイト」にすればいいでしょう。布帛シャツが○○○さんの売りなら、Tシャツの流行が来たときはTシャツの何が受けているのかを考えて、それを取り入れたシャツにすれば良いわけです。
  エリがないのが受けている原因だと気が付いたら、エリなしの布帛シャツをデザインすべきですし、Tシャツの素材感が受けているのだと気が付いたら、カットソーやストレッチ素材を使ったシャツをデザインすればいいことになります。
  「理詰めのトレンド予測」の原稿は、はじめ本になった量の倍ありました。今回のご質問にあるようなことについても詳しく書きました。
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でも、半分に削ったときに無くなりました。
 
 
追伸
  今春(07年春)に経験したことは、今秋にも起こります。
  去年のヒット商品が立ち上がりに売れる。他人と同じものが欲しいのだから、そのデザインは種類が限られている。業界全体で売った数は、去年より今年の方がはるかに多い。しかも採算が合う期間がけっこう長い。ただし売れる理由が、鮮度ではなく思い出なのだから、値段は当然去年より安い。時間の経過とともにさらに安くなっていく。いつまでも追いかけるとババをつかむリスクが高まる。どこの店にもあるので量販店くさくなって店のステータスが落ちる。このステータスが落ちるマイナスは、すぐにではなくジワジワと効いてくる。
 
この文07年4月4日記
07年4月5日、当ページに転載 
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ファッションのスタートやピークの時期をはっきりさせるにはどうするか

問い: (53段にある「売れるデザインが減っているのではないか」の)文章を引用させて頂き、質問です。
 
> レディスの「ワンピース」やメンズの「スキー デニ
>ム」は今年の流行ではありません。去年の春夏の
>ヒット商品で す。それが シーズン初期の段階で、
>今年の大型本命商品に見えるのは、現在が同
> 一視だからです。
 
そもそも、上記アイテムが去年の春夏のヒット商品である、という認識が私とずれていました。
特にスキニーデニムは去年(06年)の夏頃にレディースでの供給が始まり、秋にユニクロが参入(成熟期手前)という認識でした。
ここのところを修正するためにはどのような方法が考えられるでしょう か?
 
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―――54―――――――――――――――――――――――――――――ファッション予測と流行予測、次へ

−トレンド予測 55段目−
答え: 魅力のピークを確定するというのはけっこう大変な作業です。なぜなら、私たちが観察する流行現象は、一部の例外を除いて、供給されてからのものだからです。
  前年実績が全くないものを大量に作ったり仕入れたりする人はいませんから、魅力のピークの時点では、流行現象としてはケシ粒のような例外でしかありません。
  ケシ粒のような少量では、仕掛けた本人でさえ「大ヒット」という感覚は持てないと思います。それで恐る恐る量を増やしていきます。その流行にあとから気付いた人もやはり恐る恐るです。業界の多数派がヒットに気が付くレベルまで、市場全体の供給量が増えるにはかなりの時間がかかります。
  スキニーデニムもその例外ではありません。一昨年(05年)の秋冬のケシ粒がシーズン末期に小豆になり、翌年春にイチゴになり、夏にリンゴになりました。そして秋に、ユニクロまでが手がけるスイカになって、その後、急速にしぼみました。
  その際、市場全体の流通量が最大になったときが流行のピークだと定義すれば、スキニーデニムの流行は去年(06年)の秋だったことになりますが、そうなってからではビジネスとしてはもう遅い
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わけで、やはり、数のピークではなく、魅力のピークで考えるべきだと思います。
  他の流行でも同じですが、ヒットしていると実感できたタイミングも人によって違っています。スキニーデニムは去年(06年)の春からの流行だと考える人もいれば、去年の秋からだと考える人もいます。売れる価格や販売スピード、流通量、自分が気が付いたタイミング、自分の所で手がけ始めた時期など、様々な指標のどれを重視するかで流行の時期は違って見えます。
  この中で商品の魅力と相関がもっとも強いのは売れる価格と販売スピードです。急成長しているSPA企業に、アンテナショップとして高級品店を持っているところがあります。これは、売れる価格の高さが商品の魅力と相関が強いことを利用して、早く売れ筋を見つけようとしているのだと思います。
  販売スピードも商品の魅力と相関が強いですが、○○○さんもご存じのように、価格で大きく数字が動いてしまいますから、この指標だけで判断するのは危険です。というわけで、売れる価格と販売スピードの両方の指標で判断するやり方が正確でしょう。
  とはいってもケシ粒の段階で気付くのはやはり
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大変です。ただ、現象が起こったあとでなら、魅力のピークが過去のいつであったのか推定するのは比較的簡単です。○○○さんもそうでしょう。これまでの実績のないものを大量に扱うのは恐怖だと思います。業界の思惑が膨らんだら、業界が強気になったら、それは恐怖が薄れたということですから、魅力のピークはその時期よりかなり前だったのだと判断してください。
 
この文07年4月5日記
08年8月14日、当ページに転載  
 
 
        
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―――55―――――――――――――――――――――――――――――ファッション予測と流行予測、次へ

−トレンド予測 56段目−

卸中心の零細メーカーは、大量生産が有利な時代にどうすればよいか

問い: 私見ですが森田様理論は店頭起点できるメイカーこそ威力があるのだと思います。展示会卸中心の会社の方にお話ししても流行の起点が不鮮明な為効果が見えづらいと言われました。
  例えば同一視において安く大量生産できるノウハウを持たない卸中心の中小メイカーは時期を待つ以外の効果的な方法はあるのでしょうか?
 
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答え:
 展示会アパレルのように、消費者に直結してない企業では、2割主義を私はおすすめしています。[前年の売れ筋≒小売店の好み]を8割、[今年の本命≠小売店の好み]を2割です。2割といっても量の2割ではなくて、種類の2割です。小売店から見える2割です。シーズン前の段階では量はそれほど要りません。量をやっても良いですけど、怖いでしょう?
  [前年の売れ筋≒小売店の好み]といっても、メーカーにとってはそれほどダサくはありません。なぜなら[展示会アパレルの好み≒前年の
 
展示会での人気やその追加]になりがちだからです。[展示会での人気やその追加]は、そのシーズンの時点ですでに、消費者よりかなり遅れています。
 
この文07年4月7日記
08年11月3日、当ページに転載  
 
 
 
            
 
 
 
 
   
   
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−トレンド予測 57段目−

百貨店メンズスーツが売れないのは景気のせいだけか

問い: 本日はいくつか質問があります。
  お送り頂いた資料は一通り読みました。私の理解度が悪いせいだと思いますが、色々な要因がなかなか整理できません。
  私の担当ブランドは○○○のメンズです。
ロケーションとしては△△△百貨店メンズスーツ売場に殆どがあります。スーツの平均上代は¥90000です。高齢化が進み中心顧客は55歳平均。これからの戦略としてはスーツを購入していただける年齢のお客様を多く取り込みたいということで45歳から50歳の間の男性をターゲットにしています。
  まずその年代だと2009年春夏対立視がピークを迎え同一視に移行し始めるタイミングでエレガント(束縛)に完全に突入しているが消費傾向としてはキリギリスのピークという風に分析しましたが、2008年春夏ご存知のように全体的に景気の低迷で何故売れないのか? 理由がはっきりと分析できません。
  スーツが売れなくなって苦戦しているのも事実ですが資料を読むと景気動向以外に供給側が落と
 
し穴(タイミングがずれている)に落ちているような気もします。
  2009年の春夏の私の分析はあっていますか?
  このようなぶしつけな質問で申し訳ありませんがお返事いただけるとありがたいです。
 
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答え:
 ◇◇◇さんの現状分析は55歳対象ですか、45歳対象ですか。45歳〜50歳がターゲットなら、その市場を観察するのが理想ですが、実際に観察しやすいのは、現実に買っている55歳ではないでしょうか。
  実売55歳の男性の場合、ヤングレディスより約1年半遅れます。55歳男性の08年春夏は、若い女性の06年秋冬に相当します。
  このタイミングでは、対立視はピークではありません。同一視のタイミングにすでに入っています。デザインに対するこだわりや、そのユニークさに対する感度が落ちている時期です。それでデザインを価格に転化しにくくなります。「差別化」がビジネスになりにくい時期です。
  デザインがビジネスになりにくいもう一つの理由として「常経験」があります。常経験とは日常性の           
 
流行です。この時期の消費者は、ファッション商品の「デザイン」の部分に反応しなくなります。ファッション商品を実用衣料のように扱います。そのためファッション業界は全体的に苦戦しますが、ユニクロのようにシンプルベーシックにシフトしているブランドは例外的に好調です。
  〔常経験・超経験〕の流行は周期が比較的短いので、反省しすぎないことが肝心です。常経験のときの結果に反省してベーシックに振りすぎると、超経験が来て大苦戦します。超経験のときの結果に反省しすぎて、ギンギラど派手にしすぎると、常経験が来てシンプルベーシックしか売れなくなり、また苦戦します。
 
この文08年06月28日記
09年03月03日、当ページに転載   
―――57―――――――――――――――――――――――――――――ファッション予測と流行予測、次へ

−トレンド予測 58段目−

すべての企業が悪いという話は本当か

問い: 森田様
  お返事ありがとうございました。
  度々申し訳ありませんが、頂いたアドヴァイスを元に再度表を作成しました。特に常経験と超経験のサイクルが正しい解釈なのか教えてください。
  今年あまりにも売れていなく、正直世の中の景気を理由にして終わってしまいそうです。石油高騰、後期高齢者問題、食品の値上げなどきりがありません。
  ただ、森田さんの資料を読む限り必ず理由はあると思っています。その理由をはっきりさせ、来年の企画の修正をしたいと思っています。
  今までだと、ここが駄目だとか何とか売場のスタッフが意見を言っていましたが、今回は具体的な指摘がなく、お客さんがいないんだよねという感じなんです。理由をはっきりさせないと、森田さんの指摘通りに来年また同じこと(サイクルとは逆)をしてしまいそうです。
 
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答え: 森田洋一です。
 「理詰めのトレンド予測」の「はじめに」に次の文章があります。
 「流行には、売れる価格や販売スピードなどで計った『魅力』と、総販売個数や市場占有率などで計った『数』があります。両者は原因と結果の関係ですからピークの時期が違います」
  ◇◇◇さんは株式会社▽▽▽という組織の人間です。上役や同僚がいます。社外の取引先もいます。◇◇◇さんの利益を考えた場合、タイミングの判断を「魅力」だけで決めるのは危険です。つまり、消費者だけで判定するのは危ないです。ですから、◇◇◇さんの表はこのくらいでいいと思います。ただし、消費者だけで判定すると、遅い方にずれています。
  業界が悪くなると、すべての業界が、すべての部署が悪いという論調が横行します。でも実際はそんなことはありません。過去の事例をみても、急成長しているところはあります。マスコミや業界の多数派がそのことに気がつくのに何年もかかるだけです。 過去の急成長企業はこういう時期にブレイクしています。
  つまり、多数派企業と消費者のズレが
 
大きくなっているわけです。
 
この文08年06月30日記
09年04月13日、当ページに転載
 
 
      
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−トレンド予測 59段目−

相手が消費者でないときはどうするか

問い: 森田様
3年ほど前に貴殿のHPを知り拝読させて頂いておりました。この半年ほど仕事(アパレル)を離れておりまして今年の6月から現場に復帰しましたが、なかなか思うように売上貢献出来ておりません。
現在は、OEM(カジュアルウエア、20代)を中心に売り上げを取ってはおりますが、先方主導の取引なため、今後の市場を予測するツールとして資料をご送付いただきたく存じます。
森田様の循環要因のサイクルをもとに2010年、11年、12年まで作ってみたのですが、間違っていないでしょうか?
また、同じような循環要因条件で過去の年度で言うとどの年が近いのでしょうか?
 
2010年 対立視、アリ、直、エレガンス、下比長(春まで)から上比長へ
2011年 対立視、アリ、直(秋まで)から曲へ、中間、上比長(春まで)から下比長
2012年 対立視、キリギリス、曲、中間、下比長(春まで)から上比長。
 
お忙しいとは存じますが、宜しくお願い致します。
    
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答え:

2010年は対立視で間違い有りません。今年起こったフォーエバー21の騒ぎは、同一視のラストファイナルです。
 
2011年の上比長はもう少し続きます。落ち始めるのは盛夏からだと考えます。ただ、OEMの場合、ダウントレンドが見えにくいと思います。
 
2012年の下比長は夏からダウントレンドですが、止まってしまうわけではありません。価格は下がりますが、流通総量が増えますから、OEMの場合むしろピークに見えるかもしれません。
 
新しいファッションに先方が気がついていないタイミングでは、○○さん達がそのファッションを強く主張しすぎると嫌われますので注意が必要です。でも相手が気づく前に言っておく見せておく必要があります。それは小量でかまいません。
 
 
この文09年10月06日記
10年06月26日、当ページに転載
 
      
 
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